見えないところに、技術が宿る

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木工事において、完成後には見えなくなる部分こそが仕上がりを左右します。
たとえば造作材の下地、枠の出入り、ビスの打ち方ひとつで、数年後の印象や使いやすさが大きく変わります。米川工務店では、たとえ誰にも気づかれなくても“後から見て恥ずかしくない仕事”を大切にしています。それが、長く愛される建物の基礎になると信じているからです。

ひと現場ごとに「答え」は違う

同じ造作でも、現場によって条件・使う人・求められる雰囲気は異なります。
図面通りに作るだけでは足りないことも多く、私たちは常に「今回に合った正解」を考え続けています。寸法や収まり、動線の干渉――現場でしか気づけない要素を大切にし、その都度ベストな施工を探る。経験だけに頼らず、現場ごとに柔軟な判断を積み重ねる。それが職人の醍醐味であり、信頼につながる仕事の在り方だと考えています。

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最後まで“見届ける”責任

米川工務店では、現場の最初から最後までを一貫して担当する案件も少なくありません。「造作して終わり」ではなく、納まりや使い勝手まできちんと確認し、責任をもって“見届ける”ことを重視しています。設計者や施主の意図を汲み取り、細かな修正にも丁寧に対応。納品後に「これ、ちょうどよかったわ」とお客様に言っていただける瞬間が、職人として何よりの喜びです。やりきること。それが、私たちが大切にしている信頼のカタチです。

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継続するには、“人”が大事

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いくら技術が高くても、チームがうまく機能しない現場では、良い仕上がりは実現できません。だからこそ米川工務店では、“人間関係”も施工品質の一部と捉えています。
日々のあいさつ、声かけ、役割の共有――当たり前のことを丁寧に積み重ねることで、自然と良い現場が育っていきます。「また一緒に仕事をしたい」と思っていただける関係性が、安定した技術提供と信頼の基盤になります。現場の空気をつくるのも、私たちの大切な仕事です。

施工実績のご紹介

米川工務店では、これまでに公共施設・文化施設・商業施設、さらには個人住宅に至るまで、さまざまな建物で木工事を手がけてきました。空間の目的や規模、使う人の違いによって求められる内容は異なりますが、どの現場にも共通しているのは“丁寧な仕事”へのこだわりです。下記では、そうした現場の中から、私たちの施工実績の一部をご紹介いたします。

内装改築

長年使われてきた住宅や長屋の改修では、ただ見た目を新しくするだけではありません。解体から構造補強、配管・電気といったライフラインの整備まで含め、空間の“中身”から丁寧に再構築していきます。米川工務店では、使う人の生活スタイルや将来の使い方まで考えながら、木工事の視点で住まいを再設計。「ここに頼んでよかった」と思っていただけるよう、細部にまで責任を持って仕上げています。それはただの工事ではなく、“暮らしをつくり直す”仕事だと私たちは考えています。